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  • 2016.04.21

【スナップスナップ『親・子ども・先生 きずなプラス プロジェクト』セミナーレポート】
玉川大学 教育学部 乳幼児発達学科 教授 大豆生田啓友先生による基調講演実施

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 株式会社フォトクリエイト(本社:東京都新宿区、代表取締役社長 大澤朋陸、以下当社)が運営しているスクールフォト向けインターネット写真販売サービス「スナップスナップ」は、2015年11月に立ち上げた「写真×IT技術」を通じて家族のコミュニケーションや教育・保育に貢献するための 『親・子ども・先生 きずなプラス プロジェクト』の活動報告として、2016年3月14日(月)にトラストシティ カンファレンス・丸の内(東京都千代田区)でメディアセミナーを開催しました。
 セミナーでは玉川大学 教育学部 乳幼児学科 教授 大豆生田 啓友先生による基調講演「保育の質向上のための新たなアプローチの可能性」や「親子・夫婦・保護者と先生のコミュニケーション実態調査」をテーマにトークセッションを実施しました。大豆生田先生のお話から、保育を可視化することで一見遊びに見えることの中に大切な学びがあることが伝わり、保育の質向上にもつながるとお話されました。

 

 当日は当社代表取締役社長 大澤朋陸による挨拶から始まり、「スナップスナップ」を統括する教育写真事業本部チーフサービスプランナー、小岩井 麻美から2015年11月に立ち上げた『親・子ども・先生 きずなプラス プロジェクト』の活動報告として、5,000人の幼児・児童を持つ保護者を対象に実施した「親子・夫婦・保護者と先生のコミュニケーション実態調査」の結果発表やスナップスナップを活用している導入園の紹介、玉川大学 教育学部 乳幼児発達学科 准教授 田澤 里喜先生から調査結果の考察について発表しました。
 また、トークセッションを2つのテーマで実施しました。まず、「周囲に会話が生まれる写真の撮り方」では、パネラーに玉川大学 教育学部 乳幼児発達学科 教授 大豆生田 啓友先生、玉川大学 教育学部 乳幼児発達学科 准教授 田澤 里喜先生、一般社団法人 日本ワーキングママ協会代表 大洲 早生李氏、スナップスナップフォトグラファー 宮下 敬一郎の4名を迎えお話頂きました。
 続いて、「家族や園とのコミュニケーション促進に企業が貢献できること」では、パネラーに田澤 里喜先生、大洲 早生李氏、新たに株式会社NTTドコモ ライフサポートビジネス推進部 担当部長 谷口徹氏を迎えお話頂きました。

 次項以降で各パートの発表内容をご紹介いたします。

【『親・子ども・先生 きずなプラス プロジェクト』活動報告:調査結果】
-小岩井 麻美(株式会社フォトクリエイト 教育写真事業本部 チーフサービスプランナー)

■幼児・児童を持つ保護者5,000人対象に実施した「親子・夫婦・保護者と先生のコミュニケーション実態調査」結果発表

 今回の調査では、子どもの周囲のコミュニケーション促進に関わる実態を把握しプロジェクトの一助とすること、インターネット写真販売サービスが「家族」や「園と保護者」のコミュニケーションに与える影響を把握し、サービス開発に活かすことの2点を目的に、保育園、幼稚園、認定子ども園の年少組(3歳クラス)から小学校2年生の子供を持つ保護者5,000人を対象に調査を実施しました。
 調査結果では、子どもと話をする時間が足りないと感じている保護者が7割以上いること、園や学校での出来事を毎日子どもに聞いている保護者は4人に1人であること、7割以上の保護者が園や学校での子どもの様子を共有する頻度を増やすことを望んでいることなどが分かりました。
※調査結果の詳細は、2016年3月30日(水)に配信したプレスリリースをご参照下さい。

【親子・夫婦・保護者と先生のコミュニケーション実態調査 考察】
-田澤 里喜氏(玉川大学 教育学部 乳幼児発達学科 准教授)

 

 親子・夫婦・保護者と先生のコミュニケーション実態調査結果の考察として、次のようにお話を頂きました。
「調査結果より、子どもは親から園や学校での様子を聞かれる時に、どんな思いをするのかに興味をもった。親が子どもと会話する時間が足りないという結果に関しては、親は子どもが大好きなので、もっと会話したいという思いが強いので、「更に」という思いがあるのでこのような結果になるのは当たり前である。夫婦のコミュニケーションに関する調査結果より、夫や妻への不満に関しては、子育ては夫婦の問題だけではなく、ワーク・ライフ・バランスなど様々な要因があると考える。 園から子どもにつながる情報がプロである保育者からもっと伝えられれば、夫婦の会話の質の改善も見込まれるのではないか。言葉だけではなく、写真などのビジュアルで伝えることも重要だ。」
 また、保護者と園にコミュニケーションに関する調査結果の考察として、次のようにお話を頂きました。
「保護者と園にコミュニケーションに関する調査結果より、保育を伝え、可視化することは保育者の専門性の一つだが、過重労働などの現実もあり軽視されている可能性もある。保護者へ園から情報を伝えるために、企業のシステムやサービスを活用するのも一つの方法。保育者が保育において大切にしていることと、社会がイメージしている保育や保育園、幼稚園に対するイメージのズレがある可能性があるので、それを可視化することで理解してもらうことが大切だ。」
※調査結果の詳細は、2016年3月30日(水)に配信したプレスリリースをご参照下さい。

【『親・子ども・先生 きずなプラス プロジェクト』活動報告:進捗報告】
-小岩井 麻美(株式会社フォトクリエイト 教育写真事業本部 チーフサービスプランナー)

■スナップスナップ導入園の紹介

・久我山幼稚園(東京都杉並区)
・新町東保育園(東京都青梅市)
 スナップスナップを積極的に導入頂いている2園に子どもを通わせている保護者に対して、「親子・夫婦・保護者と先生のコミュニケーション実態調査」と同様のアンケート調査を実施しました。2園での調査結果をみると、「親子・夫婦・保護者と先生のコミュニケーション実態調査」の結果に比較して、インターネット写真販売サービスの導入により家族のコミュニケーションに変化があったこと、さらに園への理解や信頼が深まるなどの変化があったと回答した保護者の割合が高いことがわかりました。

■実践活動 保護者向け写真教室のご紹介

 2016年1月20日(水)に久我山幼稚園(東京都杉並区)で実施した保護者向け写真教室について紹介。保護者の悩みを解決するだけでなく、保護者がどのような写真を求めているのか等の写真に対するニーズの理解を深めました。

■サービス開発活動のご紹介

 2016年4月13日(水)に新機能「ファミリーページ」をリリース。家族のコミュニケーション機会を増やすことを目指した新しい機能です。

【基調講演:「保育の質向上のための新たなアプローチの可能性」】
-大豆生田 啓友氏(玉川大学 教育学部 乳幼児発達学科 教授)

 

 「保育の質向上のための新たなアプローチ」をテーマに、保育の現状、保育の質と成長の差、保育の可視化による保育の質向上について大豆生田先生に講演頂きました。

■日本の保育の問題は、世界に対して遅れている

 世界においての保育の現状や流れ、日本の保育の現状について次のようにお話頂きました。
「世界では、労働支援としての保育ではなく、乳幼児期の保育・教育の質が将来成人になった時にとても重要なことと考えられ、子どもの育つ権利のためにお金を掛けている。子どもの育ちのためには、はじめから小学校のように入学できるようにすべきだという考えもある。それはそもそも今話題になっている待機児童の問題のように子どもが育つ場所に入れないということ自体がありえないという考えが根底にある。世界は子どもの育ちの質に着目しているのに対し、日本はとても遅れている。」

■保育の質へ投資する流れ。乳幼児期の非認知能力向上が成人に育った時のカギ。

 乳幼児期の保育の質の差によって生じる、成長の差について以下のようにお話頂きました。
「乳幼児期に質の高い教育を受けた人は、質の高くない教育を受けた人に対して、成人になった時に大きな差が生まれるという研究結果が出ている。質の差というのは、非認知能力がどれだけ育つ教育をしているかになる。いわゆる勉強ができるようになることではなく、非認知能力とは『意欲』『自尊心』『やり遂げる力』『感情調整力』や『人と関わる力』などの見えない能力の成長が、成人してからの成功につながっている。そのため世界では、質に投資しようという動きがある。」

■遊びの中に学びがあることを可視化することが、保育の質向上につながる

 保育の可視化の重要性について、次のようにお話頂きました。
「一見遊ばせているように見える中に、実は子どもにとって大切な学びがある。学びがあることを可視化しなくては、先生たちがいかに専門性の高いことをしているのか理解されない。」
 また、保育の質向上のために園や学校、保育者ができることについて次のようにお話頂きました。
「遊ばせているだけに見える園が親たちから評価されないのは、遊びの中に学びがあることがきちんと可視化されていないから。どれだけ学びがあるのかは、可視化されないと伝わらない。自分が担任になった時に伝わっていると思っていたことも、保護者の立場に立ったら全く見えないということがある。だから保育者は伝えるために遊び、学びの可視化が重要だ。」

■世界で注目される「プロジェクトアプローチ」「ドキュメンテーション」

 世界で注目されている、イタリアのレッジョ・エミリア州での保育方法「プロジェクトアプローチ」について、日本で実施されている園の事例をもとに次のようにお話頂きました。
「ある園では、4~5歳児のクラスで「プロジェクトアプローチ」を実践している。子どもたちが協力しながら、自分たちが主体的にプロジェクトを取り組み、そこから学ぶという方法だ。日本のある園で、子どもたちが草花を採り、香水を作ろうというプロジェクトを実施した。作ったところ草花が腐り臭くなってしまった。この園では毎日ドキュメンテーションを作成し、保護者に保育の見える化をしている。ドキュメンテーションの作成により、毎日園でどんなことがあったのか、親子でドキュメンテーションをみることで、圧倒的に会話が増えたという結果が出ている。香水が腐ったことについて、ある園児と母親の会話から、なぜ腐ったのかプロに聞けばわかるという話が出て、その園児がクラスで提案をして実際に香りのプロに話を聞いた。そこからアルコールが必要という学びがあり実際にアルコールを購入し、本物の香水づくりをしたという園がある。」

■保育の可視化で親も園のファンになる。

 保育の可視化による保護者と園のコミュニケーションの変化について、次のようにお話頂きました。
「ドキュメンテーションによって保育・教育を共有することで、ただ遊んでいるように見えることの中に学びがあることを、親に見せることで親が園での保育・教育に興味を持ち、さらに参加するようになる。そして理解することで園や保育者のファンになって信頼関係が生まれる。様々な子どもの学びの物語を見えるようにすることが、乳幼児期の保育においてとても重要なことだ。」

【トークセッション①:「周囲に会話が生まれる写真の撮り方」】

パネラー:
-大豆生田 啓友氏(玉川大学 教育学部 乳幼児発達学科 教授)
-田澤 里喜氏(玉川大学 教育学部 乳幼児発達学科 准教授)
-大洲 早生李氏(一般社団法人 日本ワーキングママ協会代表)
-宮下 敬一郎(スナップスナップフォトグラファー)
モデレーター:
-北村 大輔(株式会社フォトクリエイト 教育写真事業本部長)

 周囲に会話が生まれる写真の撮り方について、大豆生田先生、田澤先生、大洲氏、宮下カメラマンを迎え、それぞれの視点でお話を伺いました。

 

■(大洲氏)働くお母さんの一番の悩みは、子どもとコミュニケーションの時間が足りないこと

 日本ワーキングママ協会の大洲氏に対して、働くお母さんにとって写真の共有にどんなメリットを感じるか質問しました。大洲氏は「一番の悩みは子どもとのコミュニケーションの時間が足りないこと。普段の園での様子などを聞きたくても、一緒に過ごせる時間にも限界があるので、写真を通じて園での様子、お友達との様子を知れるというのはニーズが高いと思う。」とワーキングママの視点でお話されました。
 更に、写真を使って園から共有して欲しいことについては「イベントごとだけでなく、日常の子どもの様子が知れる写真、撮られていることを子どもが意識していない写真であれば、園でどのように過ごしているかが見えるので喜ぶお母さんも多いのではないか。」と推察されました。

■(大豆生田先生)子どもの学びの物語がある写真、それに加えて保育者のコメントが大切

 ドキュメンテーションなどで保育の見える化をする際に、どのような写真が良いのかを大豆生田先生に伺いました。「クラス単位で作成するドキュメンテーションの他に、個人にフォーカスして作成するポートフォリオという発信の仕方がある。どちらにしても大事なことは、学びの物語があるかどうか。子どもが何をしているのかな、と疑問を持つような写真であることも大切だが、それだけではなく、保育者が子どもの学びのドラマを伝えるためのコメントを一言で良いから添えることが伝えるために大切。」と語られました。

■(田澤先生)ブログでは写真を載せられないので、スナップスナップを使って写真を共有

 田澤先生が園長を勤める東一之江幼稚園(東京都江戸川区)では、保育士が日常の様子を撮影して保護者に共有しており、その際に気を配っているかを伺いしました。「学びのストーリーが伝わるように気をつけている。教員が日常を、イベントをプロカメラマンが撮影してもらうよう使い分けをしている。子どもだけでなく、子どもの周囲の環境が分かるような写真を撮るようにしている。写真だけでは足りないので、文章での共有を園のブログで、写真はブログでは載せられないので、スナップスナップを活用している。」と園での実状をお話されました。

■(宮下カメラマン)写真全体を通してストーリーが伝わるように撮影している

 撮影する立場のプロのカメラマンとして、どのようなことを注意しているのか伺いました。「前提として子どもの動きが不規則なので、その中できちんと撮影することは当たり前として、まずは子どもが何をしているのか分かるような全体の写真、そしてグループごとの様子が分かる写真、そして個人の様子、さらに子どもが見ているものなども撮影し、写真全体を通してストーリーが分かるような写真になるよう心掛けている。」

【トークセッション②:「家族や園とのコミュニケーション促進に企業が貢献できること」】

パネラー:
-田澤 里喜氏(玉川大学 教育学部 乳幼児発達学科 准教授)
-大洲 早生李氏(一般社団法人 日本ワーキングママ協会代表)
-谷口 徹氏(株式会社NTTドコモ ライフサポートビジネス推進部 担当部長)
モデレーター:
-北村 大輔(株式会社フォトクリエイト 教育写真事業本部長)

 パネラーに田澤先生、大洲氏、谷口氏を迎え、「家族や園とのコミュニケーション促進に企業が貢献できること」をテーマにそれぞれお話を伺いました。

 

■(大洲氏)最近では、SNSの家族グループで遠方の親と写真を共有しているお母さんが多い

 保護者の両親とのコミュニケーションの頻度と方法について伺いました。「仕事と育児に追われているので、保護者が自身の親とのコミュニケーションが月に1回程度というのはとても納得できる。最近では、SNSやLINEで家族グループを使って、写真を共有しているお母さんが多い。」

■(谷口氏)フォトブックでお子さんの成長をかたちに残したいというニーズに応えられる

 この度NTTドコモ様に昨年2015年11月に発足した「親・子ども・先生 きずなプラス プロジェクト」にご賛同頂き、当日は谷口様にサービスのプレゼンテーションおよびトークセッションにご参加頂きました。
 トークセッションでは、遠方のご家族と写真を共有するためのフォトアルバムなどの活用について伺いました。

■(田澤先生)写真の共有で、子どもの今を肯定的に捉えられる

 遠方の家族と写真を共有することで生まれる効果について「写真の共有によって、今の子供の状況を肯定的に受け止めることができる。」とお話されました。
 幼児教育において期待することについては「今まで園と企業が何か一緒に取り組むことが少なかった。企業と園がコラボレーションすることで、保育への理解が深まることを期待している。」と語られました。

 

【会社概要】
社名:株式会社フォトクリエイト
設立:2002年1月24日
資本金:262百万円(2016年3月31日現在)
所在地 (本社)〒160-0023 東京都新宿区西新宿6-16-6 タツミビル3F
(西日本Div.)〒663-8243 兵庫県西宮市津門大箇町6番10号
代表者:代表取締役社長 大澤 朋陸
URL:http://photocreate.co.jp/
事業概要:
・インターネット写真サービス事業
・フォトクラウド事業
・広告・マーケティング支援事業

≪本件に関するお問い合わせ先≫
株式会社フォトクリエイト 管理本部経営管理部
広報担当:吉村恭輔
TEL:03-6812-7054 FAX:03-3345-3375
メールアドレス:pr@photocreate.co.jp

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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